剣道の第11回四国中学校新人大会は6日、阿波中学校に4県の新人大会ベスト4チームが参加して行われ、女子の那賀川が2年ぶり3度目の優勝を飾った。男子は城辺(愛媛)が初制覇し、那賀川と徳島が3位入賞した。
那賀川女子の決勝の相手は、本年度の全国中学校体育大会ベスト8の丸亀東を破った龍雲。強豪に対し、状況判断よく戦った2人が勝利を引き寄せた。
先鋒(せんぽう)、次鋒と引き分けた後、竹刀を握った中堅馬見は「相手とプレースタイルが似ている。スピードで勝負する」。試合開始直後、素早く相手の竹刀を払ってメンを決め、白星を先行させた。
何度も対戦した相手との大将戦を制し、優勝を決めたのが主将の檜田。試合開始早々にドウを決め、1分後にはメンを奪った。「相手はメンを打った後に、やや体勢が崩れる癖があるのを知っていた。そこを狙ってドウを打った」と胸を張り、仲間と四国制覇の喜びを分かち合った。