メンバーに新戦力を加え、四国リーグに参戦するFC徳島セレステ=徳島市内

 社会人サッカーチームのFC徳島セレステが4月3日に開幕する地域リーグの四国リーグに参戦する。前身のセレステに対して徳島市内の企業が運営面での支援を決め、名称を変更。さらにチームの補強を図り、県出身の有力選手ら10人以上が新加入した。将来的には全国リーグのJFL(日本フットボールリーグ)入りを目指す。

 前身のセレステは川島高サッカー部OBを中心に2003年に発足。06年に県リーグ1部に昇格し、13年には初めて四国リーグに参戦したが1年で降格した。昨季は県リーグ1部で10勝1敗の成績を残して優勝。入れ替え戦で香川、高知代表を破り、県勢として3年ぶりに四国リーグ参戦を決めた。

 遠征費などを確保するのが大きな課題だったが、サッカーチームの運営に関心のあった塗料・設備機器販売の南海プランナーが運営企業となり、資金面で協力することになった。

 同社の笠井泰嘉専務が代表に就任し、チーム名を変更するとともに、補強も図った。選手26人でスタートする見込みで、昨季はJ3の盛岡でプレーしたDF石川雅博、かつて徳島ヴォルティスなどで活躍したFW大西孝治、昨季までJFLのMIOびわこ滋賀に在籍したMF尾形裕らが新加入した。

 このほか、長身FWの寺西拓也、俊足MF森本幸樹ら徳島商、徳島市立高時代に、全国総体や全国選手権で活躍した選手も数多い。監督は人選中で、ヘッドコーチは当面、斉藤真人副代表が務める。

 四国リーグは、JリーグとJFLに次ぐ全国9地域リーグの一つ。FC徳島セレステをはじめ、岡田武史元日本代表監督が指揮するFC今治(愛媛)、高知ユナイテッドSCなど8チームがホーム&アウェー方式で9月下旬までリーグ戦を行う。優勝チームが全国地域リーグ決勝大会に進出し、原則として上位2チームはJFLに自動昇格する。

 笠井代表は「全国で戦えるチームをつくると同時に、チームが県人選手の新たな受け皿になることも目指したい」と話す。開幕を控え、和田諭史主将は「四国リーグのレベルは高い。まずは残留を目指し、着実にチーム力を高めたい」と意気込んでいる。