松本戦に向け練習に励む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは9日午後3時から長野県松本市の松本平広域公園総合球技場で16位の松本と対戦する。6試合を終えて1勝1分け4敗(勝ち点4)の19位と精彩を欠く徳島だが、敵地で勝ち点を奪い、巻き返しのきっかけにしたい。

 徳島は6試合でリーグワーストの計10失点。まだ無失点試合はない。攻撃重視の布陣を敷く徳島のゴール数は、昨季の同時期よりわずかに増えているとはいえ、前に早く攻め込む分、スペースが空き、相手に入れ替わられて失点するケースが目立つ。

 前節では攻撃を急ぐあまりコンパクトな陣形が崩れて、相手にこぼれ球を奪われ失点を重ねた。今週の練習ではこれら攻撃面の反省を踏まえて、ミニゲームで間合いを詰めた状態でのパス出しを繰り返した。FW前川は「押し込まれて焦って蹴り出してしまった。次は気持ちを落ち着かせて攻撃を仕掛ける」と話す。

 一方、元五輪代表監督の反町康治監督が5年目の指揮を執る松本は、昨季J1に初参戦。16位に終わりJ2に降格したが、1年でのトップリーグ復帰に燃える。徳島との対戦は3年ぶりで、現在1勝3分け2敗(勝ち点6)。ここ2戦、追い付かれての引き分けが続き波に乗れていないとはいうものの、手堅い守りとカウンターやセットプレーからの得点には注意が必要だ。

 中盤より前が手厚い松本に対し、徳島も3バックのオプションを用意。中盤のこぼれ球をケアして攻撃につなげ、攻め込む時間を増やして失点を抑える構えだ。「このままでは(J1昇格という)チームの目標を達成できない」と危機感を口にするGK相澤は「毎試合無失点を目指しているが、今の結果は非常に悔しい。次こそはという気持ちで臨む」と表情を引き締めた。