ホーム戦初勝利を目指し練習に励む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 サッカーのJ2徳島ヴォルティスは17日午後1時から鳴門ポカリスエットスタジアムで10位の山口と対戦する。全42試合のうち6分の1の7戦を終え、わずか1勝の徳島。前節に今季2度目の2連敗を喫するなどなかなか波に乗れないが、ホームの熱い声援を背に、今度こそ勝ち点3をサポーターに届けたい。

 まだホーム戦で白星のない徳島。前節は松本の手堅い守りにゴールを割ることはできなかったが攻守でコンパクトなボール運びができたことは収穫だった。長島監督は「球際と切り替えの速さで劣り、敗れはしたものの、前に行く姿勢は出せていた」と振り返る。

 今週の練習では非公開の時間帯を増やし、戦術面の浸透だけでなく選手に集中力の持続と危機意識の共有を求めた。4バックの山口に対し、紅白戦やミニゲームを通じてさまざまな守備陣形を試した模様。またクロス攻撃への対応やセットプレーからの得点率の向上など、チームが抱える課題の解消にも取り組んだ。17日に26歳の誕生日を迎えるDF藤原は「目の前の相手に球際で負けないこと。一瞬の隙につけ込まれる時間帯をなくすこと。安定したプレーでホーム戦初勝利に貢献する」と意気込む。

 対する山口は今季J2初参戦。昨季は96得点という圧倒的な攻撃力を見せ、1年でJ3を通過。シーズン入り後も好調を維持し、第3、4節で連敗を喫したが直近2試合を勝利で飾り、チームの勢いは増している。

 キーマンは今季すでに2ゴールを決めているFW岸田。ここ2戦は故障で戦列を離れているが、昨季32ゴールを挙げJ3得点王に輝いたストライカーが出場すれば脅威となる。ボールをうまく回しながら前線に縦パスを入れてくる組織的な攻撃にも注意が必要だ。

 徳島としてはボールを奪った後に、空いたスペースにうまく落とし込めるかどうかが得点への鍵となる。DF内田は「個人の質が高くパスで崩してくる。1対1で競り勝ち、前へのボールワークにつなげる」と意欲を見せた。