五輪代表決定後、松友の最初の試合となった日韓大会が行われた坂出市立体育館には、父伸二さん(53)ら家族や母校の徳島中の後輩たちが応援に駆け付け、コートサイドから声援を送った。

 松友組は第1ゲームは終盤まで韓国組にリードを許す展開だった。試合観戦は約半年ぶりで「どきどきしながら見ていた」と言う伸二さんだが、貫禄のストレート勝ちに「良かった。いつもスロースターターだから、ひやひやする」と笑顔。

 試合後、わずかな時間だが、言葉を交わした伸二さん。「差し入れたケーキのこととか、たわいない話だったが、元気そうで良かった。本番までの3カ月、順調にプレーし続けてくれたら」と娘にエールを送った。

 徳島中の女子バドミントン部員も食い入るように見つめた。3年の樋口結羽さんは「強弱をつけたり、前後に揺さぶったり、シャトルの打ち分け方がすごかった」と感心していた。