勝ち点獲得を目指し練習に取り組む徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは15日午後1時から静岡市のIAIスタジアム日本平で7位の清水と対戦する。連勝を狙った前節で今季5度目の完封負けを喫し、17位に順位を下げた徳島。個々の能力が高く、組織的なプレーを展開する清水に対し、積極的にプレスをかけてサイド攻撃につなげられるかが、得点の鍵となりそうだ。

 徳島は3勝2分け7敗(勝ち点11)。1試合平均得点は0・75点とリーグワースト4位。一方、1試合平均失点は1・33点のワースト5位で攻守がかみ合っていない。長島監督は「縦方向にボールを早く運ぶ意識が低くなっていた」と、不振の要因を分析する。

 前節の横浜FC戦は序盤、ボールを支配したが失点後は横パスが増え、前線に効果的なパスが出せなかった。このため、今週はゴール付近での仕掛けや裏への抜け出しなど決定機を増やす練習を繰り返した。DF石井が「まずは前を意識することが求められている」と話すように、縦の速い動きを再確認した。

 昨季J1の清水は過去最低の17位に終わり、初のJ2降格を味わった。今季は昨季まで徳島の監督だった小林伸二監督を迎え、1年でのJ1復帰を目指している。戦力が充実し、5勝4分け3敗(勝ち点19)と、J1昇格プレーオフラインを狙える位置につける。

 攻撃をけん引するのが9得点で得点ランキングトップのFW大前。167センチと小柄ながらスピードを武器にゴールに迫る。北朝鮮代表として活躍したストライカー鄭も3得点と好調で、リーグ屈指のツートップには最大限の警戒が必要だ。

 徳島はJ1時代の2014年、清水と2度対戦し、いずれも完封負けしている。