ではお伺いします、黒川征一三好市長。お察しの通り、広報紙「市報みよし」でのコラム盗用問題です。短い文章なので引用元を示す必要はない。そう認識していた、と記者会見では、おっしゃっていましたね
考えが甘い、盗用は論外。まずこう申し上げた上で思うのです。問われているのは著作権うんぬんはもとより、市長の姿勢である、と
仮にです。必要と認識していたら、出典を明示しましたか。できませんよね。市長が写した「赤旗」は、共産党の機関紙です
誤解しないでください。主張の良しあしではありません。もちろん、どの党だから駄目というのでもないのです。市民の代表であるはずの市長が、一政党の機関紙の文章を、さも自らの見解であるかのように、広報に載せるのはいかがなものか。そう言いたいのです
「人びとを結びつける信用や信頼の輪が壊れ、疑心暗鬼がはびこる殺伐とした世になりかねません」。企業の検査データ改ざんを批判した赤旗のコラム「潮流」の文は鮮やかです。写したくなるのも分かります。しかし市長が書いたと信じて読む市民の身にもなってください
盗用は一度ではないようですね。見つかるまいと高をくくっていたのなら、誠実さに欠けます
いろいろと述べましたが、言いたいことは次に尽きます。市民を軽く見ていませんか。