J2徳島ヴォルティスは4日午後4時から東京都町田市立陸上競技場で2位の町田と対戦する。前節で今季4度目の完封勝利を挙げ、順位を13位に上げた徳島。高い個人技と組織力で攻撃を仕掛けてくる町田を破り、今季初の連勝を飾るためには攻撃の形を増やすことが不可欠だ。
徳島は5勝3分け7敗(勝ち点18)。1試合平均失点は1・13点と守りは改善している。一方、前節の北九州戦で今季初の3戦連続得点を挙げたとはいえ、1試合平均得点は0・80点でリーグワースト5位。複数得点は2得点した3月26日の讃岐戦以来、10試合遠ざかっている。
2点目、3点目を奪って勝利を収めるため、今週の練習では、中央付近での突破やサイドチェンジなどを繰り返した。トップ下で攻撃の起点となるMF木村は「流れの中でいいシュートが打てるよう、パスの精度を上げたい」と話す。
4季ぶりにJ2に復帰した町田は8勝4分け3敗(勝ち点28)。第2節以降は5連勝を含む11戦連続負けなしで、J1昇格ライン(2位内)を維持する。
要注意は8得点を挙げている鈴木と、7得点の中島のツートップ。裏への抜け出しやドリブルなどアイデア豊富にゴールに迫る2人に対し、徳島のDF陣が背後を取られないコンパクトな守りができるか。
前節で戦列復帰を果たしたGK長谷川徹は「中に入ってこられたときのマークをはっきりさせて抑え込む」と勝利へ意欲を見せる。
両チームは2012年に2度対戦し、通算成績は1勝1敗となっている。