5月31日に全日程が終了した四国アイランドリーグplusの前期で、徳島インディゴソックスは通算19勝11敗1分けの2位となった。優勝した愛媛と同じ勝ち星を挙げながら、0・5ゲーム差で涙をのんだ徳島。「2強」の両チームは防御率、直接対決の勝敗で互角だったが、徳島は接戦で投打がかみ合わなかったことが響き、3季ぶりの優勝を果たせなかった。

 徳島は外国人選手の活躍もあり、投手陣は好成績を残した。チーム防御率は2・31で愛媛と並んで1位。ハーラートップの7勝を挙げた新外国人左腕ガルシアの1・31を筆頭に、個人防御率でも福永が1・41でリーグ2位、松本が1・44で3位と上位3位までを独占。ブランセマも4勝と貢献した。

 チーム17本塁打、132得点(1試合平均4・3得点)はともにリーグ1位。チーム打率は2割4分で、愛媛の2割5分3厘に及ばなかったものの、大きな差はなかった。

 しかし、投手が好投した時に限って打線が沈黙する試合が多かった。5月5日の巨人3軍との交流戦初戦。エース福永は巨人打線から10三振を奪いながらも、1-2で敗れた。打線は5安打だった。

 同17日の愛媛戦でも福永が2失点に抑えたにもかかわらず、打線は2安打と不振に終わり、完封負け。負ければ愛媛の優勝が決まる同28日の香川戦でも3失点と粘投したが1-3で競り負けた。

 2点差で敗れた試合が徳島は11敗のうち8試合を数えたのに対し、愛媛は10敗中、5試合だった。徳島は好投手が相手となった試合での勝負弱さがたたり、優勝を逃す結果となった。

 打者で3割を超えたのはジェフンだけだった。6本塁打はリーグ1位で、打率は3割6分4厘で2位と、圧倒的な存在感を発揮した。4番小林も2割9分5厘と3割には届かなかったが、リーグトップの28打点、2位の5本塁打と勝負強いところをみせた。

 半面、首脳陣の期待が大きく、開幕直後は1、2番を任されていた平間、寺田は結果を残せず打率1割台。台湾球界で2千本安打の記録を持つDH泰山も2割5分5厘、19打点、3本塁打と全盛期にはほど遠い成績だった。3番の橋本球も2割6分と、中軸としては物足りない。ジェフン、小林らを除くと好不調の波が激しく、打線がつながらない一因となった。

 ホーム全17試合の1試合平均観客数は460人。巨人3軍の参戦などを受けて、昨季の通年の1試合平均観客数(363人)を100人近く上回っている。

 後期の開幕は7月31日。大活躍したジェフンはプロ野球のヤクルトに移籍。ガルシアも巨人3軍の練習に参加するなど不安材料が多い。攻守の核を失う後期は、泰山はもちろん、日本人選手の奮起が欠かせず、若手に期待したい。