雪で覆われた剣山頂上ヒュッテ周辺=22日午後3時50分ごろ(ヒュッテ提供)

 二十四節気の「小雪」の22日、剣山(1955メートル)の山頂付近で初雪と初冠雪を観測した。いずれも昨年より3日遅い。

 剣山頂上ヒュッテの新居和世さん(56)によると、未明から気温が下がり始め、0度となった午前8時ごろから1時間ほど雪が降った。氷点下2度まで下がった午後3時半ごろから再び雪になり、ヒュッテ前で1~3センチ、頂上付近では5ミリほどの積雪を確認した。

 徳島地方気象台によると、22日は上空に寒気が流れ込んだ影響で気温が上がらず、日中の最高気温は三好市東祖谷京上8・4度、同市池田町10・9度、徳島市14・7度となるなど各地で平年を2~5度下回り、12月中旬並みの地点もあった。

 23日は冬型の気圧配置が徐々に緩むものの、気温は上がりにくい見通し。