日本高野連は、原則20年以上にわたり指導、育成に貢献した野球部の責任教師や監督に贈られる「育成功労賞」の2016年度の表彰者49人を発表した。徳島県からは新野高監督の中山寿人さん(54)=徳島市春日3=が選ばれた。

 中山さんは日和佐高、中京大を経て、1988年から新野、徳島商、徳島東工(現・徳島科技)、徳島科技の監督を歴任。2015年から再び新野を率いている。甲子園には新野の監督として1992年の選抜大会で初出場を果たした。春夏合わせて6度出場し、徳島商では97年春から98年夏にかけて4季連続で出場。夏は97年から3連覇した。

 中山さんは「受賞はうれしい。長く指導者を続けてこれたのは地域の人やOB、教え子たちの支えがあったから。これからも一生懸命に監督業に励み、選手や指導者を育てたい」と話した。

 中山さんは7月9日に鳴門オロナミンC球場で開かれる第98回全国選手権徳島大会の開会式で表彰される。