四国ダービー勝利に向け練習に取り組む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは12日午後7時から松山市のニンジニアスタジアムで13位の愛媛との「四国ダービー」に臨む。前節、12試合ぶりとなる複数得点を挙げたが守りのほころびで2カ月ぶりの連敗を喫した徳島。愛媛の手堅い守りを豊富な攻撃のバリエーションで崩せるかが、ダービー勝利の鍵となる。

 徳島は5勝3分け9敗(勝ち点18)で16位。前節岡山戦では、敗れはしたが今季最多の14本のシュートを放った。サイドに加えて中央からドリブルや縦パスをつなぐ攻撃が光った。長島監督は「中盤より前で攻撃態勢に入れるようになった。クロスの精度を上げることが大事だ」と話す。

 一方、3失点と精彩を欠いた守りでもパワーアップを図る。練習は中3日の連戦からの疲労回復を優先しているがDF福元は「球際や切り替え、周りをカバーする意識を高める」と意気込む。

 愛媛は昨季、J2参戦後最高位の5位でJ1昇格プレーオフに進んだ。今季は4勝8分け4敗(勝ち点20)。1試合平均失点0・88点の手堅い守りで勝ち点を積み上げている。

 1試合平均得点0・75点はリーグワースト3位だが前線を形成する阪野、河原、瀬沼には注意が必要。素早い動き出しと高いシュート力で全12得点のうち3人で計8得点を占める。徳島としては3-4-2-1の同じシステムを敷く愛媛に対し、裏をかかれないコンパクトな守りと、1対1で競り勝ち相手を揺さぶる攻撃ができるかもポイントとなる。

 四国ダービーの通算成績は徳島の11勝5分け8敗と相性はいい。ただ昨季に限れば1分け1敗で、最終戦は0-3で完敗している。濱田主将は「連敗しているのでぜひともダービーで勝利して勢いをつけたい」と表情を引き締めた。