第46回徳島県手工芸展(県手工芸家協会など主催)が22日、徳島市のあわぎんホールで始まった。県内外から応募があったパッチワークキルトや木彫りなど約350点が展示されている。24日まで。
第1席の文部科学大臣賞に選ばれた脇谷充さん(73)=徳島市上八万町下中筋=のパッチワークキルトのタイトルは「コングラチレーション(祝)」。絹や江戸ちりめんなど紅白の着物生地で青海波(せいがいは)や亀甲(きっこう)といった日本の伝統的な模様などを縫い合わせ、華やかな作品に仕上げている。
百人一首の歌を編み込んだ組みひもや、扇形に松竹梅をあしらったステンドグラスなども並び、来場者の目を引いていた。
25~27日には鳴門市のキョーエイ鳴門駅前店で移動展があり、入賞作と協会理事らの作品約100点が展示される。