リオデジャネイロ五輪サッカー男子日本代表のオーバーエージ(OA、24歳以上)枠に決まったJ1広島の塩谷司(27)=小松島市出身=が20日、母校の徳島商高で開かれた壮行会に出席し、後輩の生徒ら約800人の前で「メダルを取るために頑張りたい」と健闘を誓った。
壮行会は体育館であり、スーツ姿で現れた塩谷は生徒の多さに驚いた表情で、花道を歩いて壇上に。須藤優生徒会長らが「日本を金メダルに導いてほしい」と、エールを送った。
女子生徒から花束を受け取り、「こんなに大勢の皆さんが応援してくれているということだけで僕は頑張れる。自分にできることを全力でやりたい」と、力強く抱負を述べた。
式後は記者会見に応じ「盛大に壮行会を開いてもらい、改めて五輪に出るんだ、すごいことなんだという実感が湧いてきた」と話した。
塩谷は2004年に南部中から徳島商高へ。全国選手権大会に2度出場し、2年時は2勝して3回戦まで進んだ。