リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた陸上の第100回日本選手権第1日は24日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、男子の400メートルで11連覇中だった金丸祐三(大塚製薬)は47秒96で予選落ちした。参加標準記録(45秒40)は突破しているが、3大会連続の代表入りは微妙。100メートルは向かい風1・4メートルの準決勝2組で山県亮太(セイコーホールディングス)が10秒26の1着、桐生祥秀(東洋大)が10秒29の2着となり25日の決勝に進んだ。ケンブリッジ飛鳥(ドーム)は向かい風0・3メートルの1組を10秒25の1着で通過した。

 ハンマー投げで2年ぶりに出場した41歳の室伏広治(ミズノ)は64メートル74で12位に終わった。

 ともに日本陸連が定めた派遣設定記録を突破していた棒高跳びの山本聖途(トヨタ自動車)と荻田大樹(ミズノ)は2位で代表入りを決めた。1万メートルは優勝した大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)と2位の村山紘太(旭化成)が代表に決まった。

 女子の1万メートルは派遣設定記録を突破済みの鈴木亜由子(日本郵政グループ)が初優勝し、走り幅跳びを制した甲斐好美(VOLVER)とともに代表入りを決めた。