新町川を進む新周遊船=徳島市南内町2

 徳島市の新町川と助任川に囲まれた「ひょうたん島」をクルージングする新造周遊船の進水式が23日、徳島市南内町2の新町川・阿波製紙水際公園であった。NPO法人・新町川を守る会が24日から運航する。

 新造船(全長約7・2メートル、幅約2・6メートル)は米国製の14人乗り。1隻約1千万円で、守る会が徳島市や県内企業の支援を受けて3隻を購入した。うち2隻が到着し、1隻は12月下旬に納品される見込み。現行の4隻と合わせて7隻体制となり、阿波踊りやとくしまマラソンなど大型イベント時の乗船待ち時間が短縮できる。

 進水式には関係者ら約200人が出席。守る会の中村英雄理事長(80)や遠藤彰良徳島市長ら5人がテープカットした後、初出航した。

 中村理事長は「船が増えることで、ひょうたん島周遊以外の航路を充実させることもできる。光り輝く水の都を目指して会員一同、ますます頑張りたい」と話した。