大島優磨

 柔道のグランドスラム大阪大会第1日は23日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で男女計4階級が行われ、女子52キロ級は18歳の世界女王、阿部詩(兵庫・夙川学院高)が昨年の東京大会に続き2連覇を達成した。9月の世界選手権と今大会の連続優勝により全日本柔道連盟の基準を満たし、来年の世界選手権(東京)代表に決まった。

 阿部は準決勝で志々目愛に一本勝ちし、角田夏実(ともに了徳寺学園職)との決勝は延長戦を制した。

 兄で男子66キロ級世界王者の阿部一二三(日体大)は決勝で丸山城志郎(ミキハウス)に延長戦で技ありを奪われて敗れた。丸山は初優勝。

 33人が出場した男子60キロ級では、石井町出身の大島優磨(旭化成、阿波中―国士舘大出)が準々決勝までの3試合で全て1本勝ちしたものの、準決勝で永山竜樹(東海大)に技ありを取られて敗れ、3位となった。同階級は永山が制し、世界王者の高藤直寿(パーク24)は初戦の2回戦で敗退した。

 女子48キロ級は世界選手権2位の渡名喜風南(パーク24)が制した。