イチョウの落ち葉とモミジの紅葉が境内を彩る大山寺=上板町神宅

 毎年秋が深まると、楽しみにしている光景がある。上板町神宅の大山寺(たいさんじ)の「黄色いじゅうたん」だ。色づいたイチョウの落ち葉が一面に広がる。

 阿波市の自宅から吉野川北岸の堤防道路沿いを車で通勤しており、車窓から眺める阿讃山脈の景色が四季折々を感じさせてくれる。中腹が黄色くなってピークを過ぎれば落葉の始まり。今年も誘われるようにして大山寺を訪れた。

 大山(691メートル)の山頂近くにあり、麓から細い山道を車で20分ほど走る。寺の歴史は古く、1450年ほど前に開かれたと伝わる。

 境内では、黄色い落ち葉が一帯を覆っていた。樹高30メートル、幹周り5・7メートルのイチョウが大量の落ち葉を生む。踏みしめる足の感触や音が心地よく、木全体が色づく姿より楽しみにしている人も多い。周辺のモミジは赤く色づき、絶妙な色のコントラストを見せていた。

 大山寺は紅葉の名所とともに、鏡餅を抱えて歩いた距離を競う新春の「力餅大会」でも知られる。間もなく年の瀬。平成最後となる年末年始を控え、新しい年への準備が始まる。