半世紀にわたって阿南市那賀川町の住民らに親しまれている食料品店「樋口商店」で魚の仕入れを担当していた樋口陽一さん(32)が「地域にある魚屋の減少や消費者の魚離れを食い止めたい」と一念発起。自慢の目利きを生かし、旬の魚介類の販売と新鮮な魚料理の提供を行う店を8月にオープンさせた。

喫茶店だった建物をリノベーション。店頭販売用(左)と食堂用の2つの入口がある

 店で扱う魚は樋口さん自ら徳島市中央卸売市場に毎朝出向いて仕入れている。「県内で最も多くの魚が集まる場所で、より鮮度が高いものを選ぶことができるし、スーパーでは買えないような珍しい魚を仕入れてお客さんに提供することができる」と理由を話す。

店主の樋口陽一さん。仕入れから調理まで担当している

 店頭販売での一番人気は、マグロやハマチなど8種類の刺し身の盛り合わせが500円というお得な値段で購入できる「本日のおさしみ」。このほか、多い日には十数種類の鮮魚が並び、注文を受けて刺し身や焼き魚、煮付けなどの用途に応じて裁いてくれる。

撮影日はキンメダイ、アオリイカ、タチウオなどが店頭に並んだ

 食堂では、8~10種類の海の幸が豪快に盛られた「本日の海鮮丼」(1000円)や「本日のおさしみ定食」(1000円)、自家製タルタルソースとの相性が抜群の「日替りフライ定食」(600円)などが人気だ。これからの時期は、サワラなどを使った煮付け定食もおすすめだ。=価格は税込み

8~10種類の魚介類がリーズナブルに味わえる「本日の海鮮丼」(1000円)
白と青を基調としたおしゃれな店内

 営業時間=午前10時~午後5時半(定食は午前11時~午後1時30分)
 定休日=日曜
 駐車場=あり
 問い合わせ〈電080(3923)6787〉