鳴門海峡を通る船舶の道しるべとなっている鳴門市鳴門町土佐泊浦の孫埼(まごさき)灯台(鉄筋コンクリート造り、高さ9・1メートル)が1951年の建設以来初めて建て替えられ、24日、現地などで完成記念式典があった。
耐震強度を高めたほか、四角柱から円柱型に変えて風圧を軽減。電球は白熱球からLEDに替えた。5月に着工し、今月20日から運用している。
日没から日の出まで5秒に1回点灯。ライブカメラと風向風速計も備えており、海上保安庁のホームページで情報提供している。
式典には灯台を管理する徳島海上保安部などから約20人が出席。近藤賢二部長が「これからも鳴門海峡を航行する船舶を安全に導いてくれると信じている」とあいさつした。灯台で鳴門高校書道部の2年新居瑚々奈(ここな)さん(16)が揮毫(きごう)した表札を除幕した。