4年ぶりの全日本実業団対抗女子駅伝に向けて調整する大塚製薬陸上部の選手=鳴門ポカリスエットスタジアム第2陸上競技場

 第38回全日本実業団対抗女子駅伝は25日、宮城県松島町文化観光交流館前をスタートし、仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台にゴールする6区間(42・195キロ)に22チームが参加して行われる。4年ぶり6度目の出場となる徳島県の大塚製薬は主力の一部を故障で欠いており、厳しい戦いになりそうだ。

 大塚製薬は10月の予選会で13位に入り、上位14チームに与えられる全日本出場権を得た。ただ最長3区を走ったエース格の横江はレース中に痛めた左脚の状態が回復せず欠場。今回は予選会の1~4区のオーダーを組み替えて臨む。

 1区はルーキー藪田。予選会2区で7人抜きした勢いに期待がかかる。緩い下りの2区はリズムの良い走りが持ち味の秋山。エース区間の最長3区は成長株の福良に託す。全日本初出場の前半3人が粘り、経験者が並ぶ後半に少しでも上位でつなぎたい。

 最短4区には故障から復帰した岡田を投入。5区伊藤、6区井上は予選会と同じ配置でともにベテラン、中堅として安定したレース運びが期待できる。

 河野監督は「後半で大崩れする可能性は低く、前半の成績が鍵を握る。初出場の3人には、今後につながる思い切りのいい走りをしてほしい」と話している。