NIEによる学習効果の検証方法などについて意見を交わしたシンポジウム=鹿児島大

 学校現場で新聞を活用するNIEに関する研究成果を話し合う日本NIE学会第16回鳴門大会が2019年10月19、20の両日、鳴門教育大で開かれる。24日、鹿児島大で開幕した第15回鹿児島大会の総会で決まった。同大会が徳島県で開かれるのは、11年に鳴教大であった第8回大会以来2回目。

 初日はシンポジウムと分科会、2日目は学会員らによる自由研究発表がある。シンポジウムのテーマや発言者、分科会の内容については今後協議する。

 学会長の阪根健二・鳴教大大学院教授は「新元号となる19年、さらに20年の東京五輪を控え、これからの新たなNIEの在り方を皆さんと考えたい」と話している。

  読解力育成の役割など議論 鹿児島で学会

 24日に始まった日本NIE学会鹿児島大会には教員や新聞関係者ら約130人が参加。「資質・能力の育成とNIE」を大会テーマに議論を深めた。

 シンポジウムでは、鹿児島大の溝口和宏教授ら6人が登壇。児童生徒の読解力や表現力を育てる上でのNIEの役割や、学習効果の検証方法などについて意見交換した。25日まで。