高校野球の全国選手権徳島大会(県高野連など主催)の9日の開幕が雨天のため10日に順延されたことにより、最大で4日間繰り延べされる試合も生まれた。休養日が確定している上、夏休み前の平日は2試合までしか行わないという申し合わせが県高野連にあるためで、対戦への影響も少なからずありそうだ。

 変更後の参加31校の試合日程は《別表》の通り。11、12、19、20日の休養日はそのままとし、準決勝の前日の25日を休養日とした。決勝は27日午後1時半から鳴門オロナミンC球場で行われ、全国選手権(8月7日から15日間・甲子園)の出場校が決まる。

 4日間の繰り延べとなったのは1回戦の小松島西対阿波。当初は日曜日の10日第3試合(開始予定は午後2時10分)だったが、順延を受けて両校の対戦は11、12日の休養日を挟んだ14日の第1試合(同0時10分)となった。

 再調整する選手らはさまざまな思いで順延を受け止めた。阿波の妹尾蓮太郎主将は「試合まで時間ができたが、プレーの確認ができるチャンス」と前向きに考えている。

 対戦相手の小松島西には、けがから復帰したばかりの選手も何人かいるという。こうしたチーム事情も踏まえ、小松島西の根本一騎主将は「(ナインの)疲労もたまっていたから、かえって良かった」と歓迎した。

 初戦の試合が1日順延となったのは21校、2日後は4校、3日ずれ込んだのは4校、4日は2校だった。ある監督は「日程が大きく変わると再調整も必要。あまり後ろになると後半が過密になるので大変」と話していた。

 開幕の雨天順延は早朝に発表されたため、9日は選手たちは鳴門オロナミンC球場を訪れず、各校で調整するチームが目立った。

 開幕戦でぶつかる板野と名西の選手は午前中、ランニングや素振りなどで汗を流した。試合は10日に仕切り直しとなったが、板野の冨永直主将は「雨は事前に予想できていたので、気持ちは切り替えられる。名西戦は先取点を奪いたい」。

 名西の西岡達也主将は「みんなには、いつでも試合ができる準備をしておくように伝えた。緊張感を切らさずに頑張りたい」と意気込んだ。