妖怪と触れ合う来場者たち=三好市山城町の旧上名小

 三好市山城町の旧上名小学校で25日、恒例の「妖怪まつり」があり、家族連れら約800人が妖怪づくしのイベントを楽しんだ。

 住民団体「山城・大歩危妖怪村」が、手作りした妖怪人形を使った創作劇を初披露した。劇は約700年前の旧上名村が舞台。国境警備のために移り住むことになった武士を地域の妖怪が追い出そうとする内容で、6体の人形による軽妙なやりとりが笑いを誘った。

 こなきじじいなど妖怪の着ぐるみ40体がほら貝の音色に合わせて練り歩く妖怪行列や、地元の下名小学校の児童による妖怪スイーツの販売もあった。

 家族で訪れた関勝徳さん(48)=鳴門市撫養町=は「子どもに妖怪を見せたかった。初めて来たので何もかもが楽しかった」と話した。

 まつりは住民団体「藤川谷の会」が開いており、18回目。