第38回全日本実業団対抗女子駅伝は25日、宮城県松島町文化観光交流館前から弘進ゴムアスリートパーク仙台までの6区間、42・195キロで22チームが参加して行われ、4年ぶり6度目出場の徳島県の大塚製薬は2時間22分43秒で20位だった。パナソニックが2時間15分22秒で2年連続2度目の優勝を果たし、57秒差の2位に天満屋、3位にダイハツが入った。
パナソニックは1区の森田香織が2年連続区間賞の走りでリードを奪い、3区の19歳、渡辺菜々美が区間賞の快走で後続を突き放した。差を詰められて迎えた5区では堀優花が区間記録を更新する走りで抜け出し、余裕をもって逃げ切った。
4位のヤマダ電機、5位のワコール、6位の豊田自動織機、7位の日本郵政グループ、8位のデンソーまでが来年のシード権を獲得した。
大塚製薬は序盤の出遅れが響き、最後まで巻き返せなかった。1区藪田が最下位の22位と苦しいスタート。2区秋山、3区福良、4区岡田も区間20位台と伸び悩み、途中棄権した1チームを除き最下位21位でのレースが続いた。一つ上のチームと35秒差でたすきを受けた5区伊藤が区間14位の走りで20位に浮上。アンカー井上が順位を守ってゴールした。