閉会式に先立ち、住友紀人さんと合同演奏する生徒=徳島市のアスティとくしま

 「藍色の空へ羽ばたけ文化の翼」をテーマに徳島県内で開かれていた第38回近畿高校総合文化祭徳島大会は25日、全18部門の展示や発表を終え、徳島市のアスティとくしまで閉会式が行われた。

 式では、県内の高校生を代表して生徒実行委員長の吉田浩成さん(17)=徳島科学技術高2年=があいさつ。「同世代の高校生が地域を超えて交流し、自分たちの感性をさらに磨き、友情の輪を広げる充実した大会となりました。大会をきっかけに、さらに文化の交流の輪が広がれば幸いです」と結び、会場から拍手が送られた。

 閉会式に先立って吹奏楽部門の発表があり、小松島市出身の音楽家住友紀人さんと近畿の生徒による合同演奏などが繰り広げられた。

 近畿高文祭徳島大会は10日に開幕。近畿10府県の高校生約6500人が参加し、日頃の芸術文化活動の成果を披露した。

 来年の第39回大会は京都府で開かれる。