嫌なニュースが入った。報道関係者を乗せたシャトルバスがデオドロ地区で投石され、窓ガラス2枚が割れて数人が軽傷を負った。銃撃との見方もある。

 同地区は小松島市出身の山下敏和選手が出場しているライフル射撃の会場などがあり、前日にも利用した路線だった。人ごとではなく、座席の位置も気を付けなければ…。

 もともと、ブラジル国民の五輪開催への支持率は決して高くない。新興5カ国の一つに数えられ、中間所得層は増えているが、日々の生活に困窮する人は大勢いる。彼らにとって一番の関心事は、世界最高峰のプレーよりも明日の暮らしなのである。

 シャトルバスは大渋滞とは無関係で、専用レーンを走る。報道関係者は数カ月分の給料をはたいて高額なチケットを買わなくても会場に入ることができるパスを持つ。現地の人には、報道関係者が特権意識を持っているように思えるのかもしれない。

 大半のブラジル人は非常にフレンドリーだが、そうした感情を抱く人も少なくないはず。自身を含め、多くの報道関係者は街中を歩くときは、ふだんは首にかけているパスをかばんの中にしまっている。