ブラジル渡航前に危惧されていたジカウイルス感染症(ジカ熱)。媒介する蚊対策に虫よけクリームや防虫グッズ、果ては蚊取り線香まで持ち込んだが、これまでのところ蚊の姿は数えるほどしか見ていない。もちろん刺されたこともない。

 それもそのはず、リオデジャネイロはいま真冬。昼間こそ気温は27、28度に達するが、朝晩は20度を大きく下回り、涼しいどころか肌寒さを覚える日もある。宿泊先で冷房をつけたのは1回きり。蚊が活発に動き回る季節は既に過ぎ去ったようだ。リオ市保健局も「克服」を宣言した。

 虫刺されを警戒して持ってきた長袖は寒さ対策に重宝している。メインプレスセンターに出入りする海外メディアの中には上着を何枚も重ね着した者もいて、セキュリティーチェックのたび、大層にも脱ぎ着している。

 一方、カリオカ(リオ出身の地元民)には真冬の寒さもなんのその。街中では上半身裸でランニングしたり、公園や海岸で寝そべったりしている姿が目立つ。女性も総じて薄着だ。各会場で繰り広げられている試合の熱気も、寒さを和らげているのかもしれない。