実戦形式のミニゲームでボールを競り合う徳島の選手=宮崎県総合運動公園ラグビー場

実戦形式のミニゲームでボールを競り合う徳島の選手=宮崎県総合運動公園ラグビー場

 J2徳島ヴォルティスは25日、宮崎市の県総合運動公園ラグビー場で2次キャンプをスタートさせた。高知での1次キャンプに引き続き、選手たちは実戦形式のミニゲームで戦術理解に時間を割いたほか、2月4日までの期間中に予定している4度の練習試合をにらみ体力強化にも取り組んだ。

 故障明けでこれまで別メニューだったMFカルリーニョスを含め全30選手が参加。午前はフィジカル強化のためペース走やサーキットトレーニングに汗を流した。

 午後は3グループに分かれて9対9のミニゲーム。ロドリゲス監督が「(ボールを)前へ運べ」「スペースを使え」などと声を掛ける中、松村や大﨑淳らMF陣が鋭い飛び出しやスルーパスなど元気なプレーを見せた。ゴール前のエリアでは攻撃側のパスを制限しボールを持ち込んだ選手に必ずシュートさせ、「自らゴールを決める」意識付けも図った。

 チーム最年長39歳のDF冨田は「いい初日だった。まだ試行錯誤は続くが、宮崎で監督の思い描く戦術をさらに磨き上げていきたい」と意欲的に語った。

 ロドリゲス監督は「高い位置でのプレッシャーなどいい形はできていた。これからは状況に応じた組み立て方などをさらに鍛えていく」と話していた。