リオデジャネイロ五輪が閉幕した。日本選手の活躍に一喜一憂した17日間。閉会式は別れを惜しむかのように雨が降りしきった。

 取材活動をする上でさまざまな困難が予想される中、3週間前にリオに来た。実際いくつかのトラブルもあった。そんな時、落ち込みがちな気分を癒やしてくれたのは、ブラジルの人たちの陽気さだった。

 通訳を務めてくれた日系人のナカマツさん、一刻を争う時に無理を聞いてくれたタクシーやバスの運転手、スタジアムで席に迷った際、案内してくれた売店の人、宿泊先が停電した時に懐中電灯を届けてくれたコンビニの店員。問題があっても「これがブラジルさ」と笑顔が絶えなかった。

 遠い異国の人々と、たとえわずかな時間でも、交流することで相互理解は深まる。平和の祭典である五輪のもう一つの意義を再認識した。

 東京大会へのカウントダウンが始まった。アスリートだけではなく、私たちもまた、ホスト役として五輪とどう関わり、日本を、そして徳島をどう伝えていくか、考えなくてはならない。17日間の中で学んだことは本当に多かった。

 ありがとうリオの人々たち、東京でまた会いましょう。