水素を燃料にして走る「燃料電池バス」の試乗会(県主催)が29日、藍住町で始まり、80人が走行音の静かさや振動の少なさを体感した。30日まで。
トヨタ自動車から借りたバス1台(定員79人)を使い、午前10時から午後2時までの計4回、同町奥野の大型量販店・ゆめタウン徳島を発着点に約8キロのコースを走った。
徳島市末広4の会社員佐藤清さん(51)は「静かで乗り心地が良かった。環境に配慮した車両が増えてほしい」と話した。
燃料電池バスは走行時に二酸化炭素や排ガスを出さず、環境に優しい次世代型車両として注目されている。県は2020年の導入を目指しており、昨年に続いて試乗会を企画した。