美波町木岐地区の女性でつくる住民グループ・わいわいkikiは2日、最後となる産直市「わいわい市場」を同町の木岐コミュニティホーム周辺で開いた。メンバーの高齢化のため、15年間の活動に終止符を打つことが決まっており、会場は別れを惜しむ地元住民ら約100人でにぎわった。
産直市では地元で水揚げされた新鮮なアジやアオリイカをはじめ、農家から仕入れたサツマイモ、ダイコンなどの野菜類を販売。メンバー手作りのちらしずしやケーキを買い求める客も多く、約30分で全商品が売り切れた。
毎回訪れていたという近くの馬見百合子さん(75)は「終わるのは残念だが、これまで地元のためによく頑張ってくれた」と感謝の気持ちを述べた。
グループは2003年に発足。食堂運営などで地域のにぎわいづくりに貢献してきたが、高齢化で活動継続が困難になっていた。産直市は毎月第1日曜に開いてきた。