徳島藩祖・蜂須賀家政の四女辰姫の墓がある徳島市丈六町丈領の丈六寺で2日、本家大名連など阿波踊り連5連が奉納踊りを行った。晴天の下、参拝客らは紅葉と乱舞の競演を堪能した。
家政が紅葉見物に訪れ、寺で阿波踊りに興じるとの設定。家政に扮した本家大名連の清水理連長(70)ら約50人が、ぞめきを響かせながら辰姫の墓前や参道、境内で踊りを披露し、写真愛好家が熱心にシャッターを切っていた。
近くの笠井茂治さん(75)は「紅葉とのバランスが素晴らしい。いい写真が撮れた」と満足そうだった。
本家大名連は阿波踊りを通して家政を顕彰している。