人気アイドルグループ「乃木坂46」に新たに加入した4期生が初めてファンの前でお披露目される「お見立て会」が12月3日、東京都の日本武道館で開かれた。4期生11人は自己紹介や特技の披露に続き、埼玉県出身の中学3年生清宮レイさん(15)らがセンターを務めて「ぐるぐるカーテン」など3曲を初々しくパフォーマンス。人気絶頂の乃木坂46をさらなる高みへ押し上げることが期待される〝4番目の風〟が音楽の殿堂をさわやかに吹き抜け、集まった約1万人のファンを熱狂させた。

 乃木坂46、欅坂46、けやき坂46が初めて合同で開いた「坂道合同新規メンバー募集オーディション」で、過去最多の12万9182人の応募者の中から合格した39人のうち、乃木坂46の4期生に配属された11人。11月30日以降、わずかなプロフィルや画像が公表されたものの多くが謎に包まれていたが、ついにファンの前に姿を現した。

 午後6時すぎ、「乃木坂の詩」が鳴り響く中、高橋大輔アナウンサーに名前を呼ばれて純白のセーターやワンピースなどの私服風のコーディネートに身を包んだ4期生11人が1人ずつステージに登場した。かわいいポーズでアピールするメンバーが多い中、早川星来さんは緊張のためか早くも大粒の涙を流しており、ファンから「頑張れ」と温かな声援が送られた。

 1人1分の持ち時間で行われた自己アピールでは、各自が特技を披露しながら自己紹介。ギターの弾き語り(掛橋沙耶香さん)、バスケットボールのロングシュート(金川紗耶さん)、新体操(柴田柚菜さん)など見事な技を披露して「本番に強い4期生」を印象づける中、北川悠理さんは自作の本格的な詩を朗読して会場を不思議な空気で包んだ。

 続いて各メンバーが来場者を200人ずつ選んで初の握手会を行うためのクイズを実施。メンバーが観客に割り振られた1~50の番号を引き、クイズに正解すればそのグループと握手する仕組みだが、「クイズ王」古川洋平さん監修の問題に苦戦するメンバーも多く、1問目が不正解だった金川紗耶さんは「バカでごめんなさい」とかわいく謝罪して会場を和ませた。

 この後、休憩を挟んでメンバーにとって初めてのライブパフォーマンスへ。オーバーチュアが鳴り響き、ファンの熱気と掛け声が最高潮に達する中、最初に披露されたのは乃木坂46のデビュー曲である「ぐるぐるカーテン」。センターの清宮レイさんを中心に笑顔いっぱいで元気よく歌い踊る姿は、〝原点〟を思い起こさせるすがすがしさだった。

写真を拡大 筒井あやめさん
写真を拡大 賀喜遥香さん
写真を拡大 田村真佑さん
写真を拡大 矢久保美緒さん

 

 続く「制服のマネキンでセンターを務めた柴田柚菜さんは、曲中最大の見せ場である「僕に任せろ」と大見えを切る部分で初代センター生駒里奈さんをほうふつとさせる不敵な笑みを浮かべて観客をしびれさせた。3曲目は乃木坂46の楽曲中でもダンスが最高難度とされる「インフルエンサー」を、センター遠藤さくらさんがリードしてしなやかに舞い踊った。

写真を拡大 清宮レイさん
写真を拡大 遠藤さくらさん
写真を拡大 掛橋沙耶香さん
写真を拡大 金川紗耶さん

 

 最後に遠藤さんが代表して「皆さん、今日は本当に最後までありがとうございました。まだまだ未熟な私たちですが、これから乃木坂46の4期生として頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」とあいさつ。全員で「よろしくお願いします」と声を合わせておじぎすると、会場から割れんばかりの拍手と歓声が送られた。

写真を拡大 早川聖来さん
写真を拡大 柴田柚菜さん
写真を拡大 北川悠理さん

 歌やダンス、トークもそつなくこなし、この日が初舞台であることを忘れさせる堂々としたパフォーマンスで大成功のうちにお見立て会を終えた4期生。正規メンバーとの合流はいつか、選抜やセンターへの起用はあるのか、舞台女優やモデルとして活躍するメンバーは現れるのかなど、今後もさまざまな点で注目を集めそうだ。

 【4期生メモ
 4期生最年少は筒井あやめさんで14歳。現在最年少の3期生岩本蓮加さん(14)よりも1学年下のため、乃木坂46全体でも最年少となる。最年長は19歳の田村真佑さんで、11人の平均年齢は16・45歳。

 モデルとしても活躍するメンバーが多いグループだけに、身長も重要な要素だ。最も高いのは賀喜遥香さんで166センチ、最も低いのは矢久保美緒さんで152センチ。平均身長は160・45センチとなっている。

 出身地では初めて、岡山県(掛橋沙耶香さん)と栃木県(賀喜遥香さん)から加入した。西野七瀬さん卒業後は松村沙友理さんだけになるはずだった大阪府出身者は、早川聖来さんが加入。松村さんとの関西弁での掛け合いが注目される。

 橋本奈々未さんの卒業以降は北野日奈子さんだけとなっていた北海道出身者は、金川紗耶さんの加入で2人に増えた。2013年以来開かれていないグループ全体での北海道公演を待ち望むファンは多く、さらに期待が高まりそうだ。