タレントの若槻千夏さんによる絵本の読み聞かせイベントが小松島市の平惣小松島店で開かれた。芸能活動の傍ら6歳の長女と1歳の長男を育てる若槻さん。自身が手掛けた3冊を紹介しながら、「毎日元気をもらっている」と子育ての喜びを語った。
絵本は「おやすみクマタン」「クマタンとうんち」「たべたよクマタン」(いずれも主婦の友社刊)の3冊。「寝ない」「トイレが嫌い」「食事の好き嫌いが多い」という自身の子育て経験を踏まえ、しつけをテーマに取り上げている。
若槻さんが絵本を出版したのは初めて。「(長女が)小さい時に50冊以上は絵本を買ったが、読む本と読まない本があって。文章が長いと読まないので短くても伝わるように音で楽しめる本にしました」と説明した。
子育てのエピソードでは何でも嫌がる「イヤイヤ期」に触れ、「しんどいというより、もうどうしていいか分からなくて。独身の時はスーパーで寝転ぶ子を見て、何でだろうと思っていたけど産んでみて分かった」という。
こんな時に一番効果があったのは、親もだだをこねること。「そうすると子どもが『何この人』と引くんです。泣いた時に私も同じ音量で泣きまねをしたら、ものすごく引いて泣き止んだ。ぜひやってみてください」と明るく提案した。