4日の徳島県内は南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で気温が上昇した。徳島市で最高気温26・7度(平年14・2度)を記録したほか、同市を含む県内4地点で12月の観測史上最高を更新した。徳島地方気象台によると、県内で12月に最高気温が25度以上の「夏日」を観測したのは初めて。
気象台によると、徳島市の他に12月の観測史上最高を更新したのは三好市池田町23・1度(12・2度)、同市東祖谷京上21・5度(11・1度)、美馬市穴吹町22・4度(13・3度)の3地点。那賀町木頭出原の17・2度を除く7地点で最高気温が20度以上となり、各地で9月下旬から11月中旬並みの暖かさとなった。
季節外れの暑さに、徳島駅前では上着を脱いだり日傘を差したりする人が目立った。
暖かさは6日まで続くものの、8日からは四国上空に寒気が流れ込むため急激に気温が下がり、冬本番の寒さとなる見込み