「きのうはぬくかった。徳島市の最高気温は26・7度。小春日和も度が過ぎて、夏日だよ。今夏の『災害級の暑さ』といい、地球がどうにかなっとるぞ」「そだねー」
「ところで朝ご飯食べた? えっ、食べてないの。何? パンは食った。あのね、そういうのが『ご飯論法』。国会審議での政府答弁の不誠実さを指す」「そだねー。でも話の展開に無理があるねー」
ご明察通り、話題は新語・流行語大賞。「『おっさんずラブ』。それはそうと男もほれた『スーパーボランティア』の尾畠春夫さん」「そだねー」「今年の大賞とはいえ、そろそろうっとうしいのですが」
「平昌五輪のカーリング代表、本橋麻里さんの表彰式でのあいさつを聞いた? ポジティブな言葉だけを発するルールで活動してきたって。君の『そだねー』は息を吐いているだけ」
とはいえ続く。コンピューターゲームの腕を競う『eスポーツ』、ボクシング界の裏側をさらした『奈良判定』。セクハラ被害で当事者が声を上げた『#MeToo』。弱い者の声を握りつぶす社会であってはいけない
「忘れるところだったが、三好市長のコラム盗用問題。『半端ないって』いったって、問責決議にこの欄の全文引用とはやりすぎだよ」「そだねー」。まだ言う? 『ボーっと生きてんじゃねーよ!』「そだねー」。