日本語を学ぶ外国人留学生=徳島市徳島町2

 専門学校穴吹情報公務員カレッジ(徳島市徳島町2)は、留学生に日本語を教える「日本語学科」を9年ぶりに設置した。外国人材の受け入れ拡大に伴い、県内事業所などでも求人が増加するとみて対応した。

 日本語学科は、日本の専門学校や大学・短大への進学を目指す留学生が対象で、10月に設けた。ベトナムの20代の男女3人、中国の17歳女性の計4人が入学。寮で暮らし、漢字の読み書きから読解、会話まで、1年半のカリキュラムで日本語を学ぶ。

 ベトナム人のチャン・ティ・キム・ガンさん(29)は「日本語能力試験の(5段階で2番目に難しい)N2合格が目標。日本で通訳として働きたい」と意欲を見せる。

 来春は10人以上が入学する予定で、将来は最大100人の受け入れを目指す。日本料理調理、宿泊、IT関連の既存学科でも留学生の受け入れを検討している。

 同校は2000年10月に日本語学科を開設し、多い時は定員100人に対して97人が在籍。その後、学生数が減少するなどし、09年3月に専門学校穴吹ビジネスカレッジ(高松市)に統合した。同校の留学生から「基礎から日本語を学べる」と好評だったこともあり再び徳島に設けた。

 担当者は「労働力不足が深刻な分野に人材を供給したい。できるだけ県内に定住してもらい、地元に貢献できれば」としている。

 法務省などによると、日本語の教育機関は今年8月末時点で全国に約700校あり、10年間で約2倍に増えた。県内には四国国際学院(徳島市)と徳島日本語学校(吉野川市)があったが、いずれも閉鎖した。