徳島県神山町議の森本吉治氏(66)=阿野、印刷業=が10日、任期満了に伴う来年4月の町長選に、無所属で立候補する意向を明らかにした。町長選への出馬を表明したのは森本氏が初めて。
森本氏は徳島新聞の取材に「現在4期目の後藤正和町長に対する多選批判が少なくないと感じる」と指摘。町政の方向性は間違っていないとしながらも、「地方創生関連の取り組み内容が住民に十分浸透しておらず、理解度を高めていく必要がある」と語った。
政策として小学校の旧校舎などを使った企業誘致や移住促進、情報公開の推進を挙げ「透明性のある町政を目指したい」と述べた。
森本氏は名西高卒。1999年12月の町議選で初当選し、現在5期目。2012年1月から2年間、議長を務めた。