6位死守を目標に、走り込みで汗を流す美馬市の選手たち=美馬中グラウンド

 今回も競争力の高い中高生世代を主体にメンバーを編成した。選手として延べ8度の出場経験がある江藤新監督の下、前回と同じ6位死守を目標に掲げ、走り込みを重ねる。

 23日の全国高校駅伝男子県代表のつるぎ高からは主力の宮本、宇山、石川らがエントリー。部門別で前回準優勝した中学生も、エース鴻池を筆頭に髙木や松本兄弟など伸び盛りのフレッシュな顔ぶれがそろった。

 部門別3位だった女子は今年、所属先を今治造船陸上部に移した多賀原の成長が楽しみ。つるぎ高で活躍する酒井や矢野、美馬中の日浦などもガッツのある走りが期待できる。

 鍵は今大会も一般勢になりそう。箱根駅伝出場の拓殖大で練習を積む土井や、大塚製薬陸上部の上村はエース区間を任せられる。注目は四国駅伝で1区を制し、徳島県の6連覇に貢献した木下。20度目の出場となる新開や最年長の石川も健在だ。つなぎ区間を踏ん張れば、目標順位の押し上げも見えてくる。

 恒例の長野合宿のほか、8月以降は土日に合同練習会を開きチーム力の底上げを図ってきた。江藤監督は「初日を上位で乗り切れば、流れをつくれる」と意気込む。

 新開優也主将 各世代が個々でしっかり力をつけてきた。全区間をみると戦力に余裕があるわけではないが、まずは自分たちの力を出し切ることを大事にしたい。