サッカーのクラブワールドカップ(W杯)は12日、アラブ首長国連邦(UAE)のアルアインで開幕した。地元アルアインの一員としてピッチに立った元J1広島の塩谷司(徳島県小松島市出身)がゴールを決めた、
アルアインは開催国枠で出場し、開幕戦でオセアニア代表のウェリントン(ニュージーランド)と対戦。0-3とリードされたが、前半終了間際に塩谷のゴールで反撃のきっかけをつかむと、後半、元J1鹿島のカイオのアシストなどで追い付き、PK戦の末に勝利した。
塩谷は、後半40分の同点ゴールでも起点となるクロスを上げるなど、チームの窮地を救う活躍を見せた。アルアインは次戦、ベスト4入りを懸けてアフリカ王者のエスペランス(チュニジア)と戦う。
大会は各大陸の王者など7クラブが参加。アジア王者の鹿島は15日にグアダラハラ(メキシコ)と戦い、勝てば3連覇を目指す欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)と準決勝でぶつかる。