コーヒーと相性の良い創作和菓子をテーマに、味の素が実施したコンテストで、和菓子製造販売・福屋(徳島市)の焼きまんじゅう「一会」が第3席の金賞を受賞した。
一会は白あんに卵の黄身ともち粉、白みそを混ぜた生地で、クルミと和三盆糖、レーズンを入れた皮むきあんを包んだ。トッピングに焼いたピスタチオを飾っている。コンテストに向け、和菓子に普段使っていないレーズンとピスタチオ、白みそを加えることで、コーヒーの酸味や苦みに合うよう工夫した。
考案した木村友洋製造主任は「コーヒーの味や香りと寄り添いつつ、菓子の個性を失わないよう試行錯誤を重ねた。評価されてうれしい」と話した。
コンテストは、味の素が和菓子に合うコーヒーとして開発した「煎」と一緒に味わえる和菓子を創作してもらおうと開催。全国から91点の応募があり、グランプリ1点、大賞2点、金賞5点などが選ばれた。
一会は来年1月10日から徳島市国府町の福屋盛壽の郷で、コーヒーとのセットで販売される。価格は未定。問い合わせは同店<電088(642)6788>。