4年ぶりの3位を目指して練習に励む板野郡チーム=藍住町河川敷運動公園

 前回は女子の主力を欠く中、総力戦で9年連続の5位内を死守した。若手強化が実りつつあり、4年ぶりの3位入賞とともに中学生総合優勝に照準を合わす。

 一般男子は5000メートル14分台の力を持つ主将の杉本脩、今春上武大を卒業した社会人1年目の小林力が柱となる。大学勢では、箱根駅伝のエントリー選手に登録されている山梨学院大・大殿の走りが楽しみだ。

 高校勢は、全国高校駅伝県予選1区で2位の力走を見せた伊藤、4位と好走した黒上が中心。ともに一般区間に回る可能性もある。

 中学生が力を付けてきたのは好材料。県中学校駅伝女子を制した北島の久次米、男子で3位に入った板野の村田らメンバーがそろい、2年ぶりの総合Vは射程圏だ。女子の湯浅や男子の坂井、米澤ら有望な初出場組がどんなレースを見せるか。

 女子はやや選手層が薄いため、有力郡市とのタイム差を最小限にとどめたい。県高校駅伝で7連覇を果たした鳴門の主将を務める大磯や2年生梶崎の奮起が望まれる。坂東監督は「若い選手が力を付けており、総合的に昨年の順位を上回る力はある」と手応えを感じている。