駅伝の第26回全国中学校大会は16日、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン芝生ランド(男子=6区間18キロ、女子=5区間12キロ)で行われる。徳島県の池田男子、北島女子をはじめ男女とも47都道府県の代表48校(開催県は2校)が参加。2年連続2度目の池田はゼッケンナンバーの37より上の順位を目指し、初出場の北島は30位台を狙う。女子は午前11時、男子は午後0時15分にスタートする。
 

 池田(男子)ラスト勝負に対応

2年連続出場の池田男子。ゼッケンの37より上の順位を目指す

 前半に力のあるランナーを固めた県予選のオーダーを見直し、1区と最終6区にチームの2本柱を分けて投入。勝負どころの出だしとラスト勝負に対応する布陣で臨み、初出場で43位に終わった昨年の悔しさを晴らす。

 1区横佐古は県予選1区で2位につけ、いい流れをもたらした。各チームのエースに食らいつき、30位台前半をキープできれば理想的だ。

 2区北村、3区金山は1日の記録会で3000メートルの自己ベストを更新し上り調子で挑む。4区中川、5区平尾はスタミナ面の不安を競り合いの強さで補う。持ち味を生かすためにも一人旅は避け、集団や上位選手についてペースを守りたい。

 アンカーは桑岡主将。最終区に力のある選手を置くチームは多く、最後まで気は抜けないが一つでも順位アップを狙う。
 

 北島(女子)1区にエース起用

初出場で30位台を狙う北島女子

 県予選から1区と最終5区を入れ替える。どちらも3キロの重要区間だが、レースの流れを左右する1区に経験値の高いエースを起用。粘り強くたすきをつなぎ、1年生アンカーで一つでも順位アップを狙う。

 1区に起用される久次米主将は3000メートルの県中学ランキング2位。チームの柱として好位置でつなぎたい。2区は1年生の吉村。県予選では順位を4位からトップに押し上げる好走が光った。

 3区泉は短距離専門だが、秋以降の走り込みで体力はついている。4区島富は県予選でチーム唯一の区間賞を獲得。久次米主将に次いで速いアンカー湯浅と共に力強い走りに期待がかかる。

 会場は芝のクロスカントリーコース。選手たちは今月上旬に試走してコースの特徴をつかむなど、準備に余念がない。