サッカーの第27回全日本大学女子選手権大会(インカレ)が23日、兵庫県三木市で開幕する。全国9地区代表など計24チームが出場。徳島県からは四国大と徳島文理大の2チームが四国代表で参戦する。4年連続4度目出場の四国大は8強入り、初陣の徳島文理大は初戦突破が目標だ。
 

 四国大 初の8強目指す

8強入りへ意気込む四国大イレブン


 四国大は右サイドハーフの梅津主将、左の桑原を両輪に小気味よくパスをつないで攻撃を組み立てる。167センチの天神を軸にしたセットプレーも武器にしている。

 1回戦でぶつかる札幌大とは2年前に対戦し3-0で完勝。ロングボールで守備の裏側を狙う相手の反撃に注意しながら、ボールを保持して押し込みたい。

 2015年のチーム発足時の1期生が最終学年となり、集大成の大会と位置付ける。主力は鳴門渦潮高から一緒にプレーし、連係面ではライバルに負けない。梅津主将は「8強はチーム発足時からの目標。1期生にとって最後の挑戦なので全力を尽くす」と話す。

 

 徳島文理大 初戦突破狙う

初戦突破を目指す徳島文理大イレブン


 徳島文理大は6月の皇后杯徳島県大会決勝で四国大に競り勝った。経験豊かな選手ばかりではないが、組織的な守備で戦い方は安定してきた。

 選手同士でカバーし、ボールを奪ってから速攻につなげるのが持ち味。両サイドの運動量が豊富で、バリエーションを増やしてきたCKにも自信を持つ。

 初戦で顔を合わすのは昨年3位の強豪、大阪体育大。公文主将は「粘り強く戦えば勝機はある」と挑戦者精神で臨む。チームにはポテンシャルの高い1、2年生が多く、今後の成長につなげるためにも収穫材料を手にしたい。