富岡西高校2年の豊田賢太さん(16)が、全国約1万3000人がエントリーした「男子高生ミスターコン2018」で、中四国エリアの代表に選ばれた。最終選考に残った10人の一人。「日本一のイケメン高校生」の称号を懸けて27日、東京都内で開かれる最終審査のステージに立つ。
豊田さんは俳優志望。だが、どのようにアプローチしていいか分からずにいた。今年春にミスターコンに知人らから他薦され、「新しい道が開けるかもしれない」とエントリーした。
面接やSNS投票を経て、合格者60人に選ばれた後、中四国エリア代表に決まった。最終選考には、全国6地区の代表9人と高校1年を対象にした代表1人が挑む。
その後、毎週上京して歌やダンスのレッスンを受けるなど多忙な日々を送る。「毎日が充実している。ベストを尽くしたい」と前向きだ。
11月末、四国テレビの生放送番組に出演したこともあり、列車や飛行機での移動中にたくさんの人から温かい声を掛けられるようになった。「地元の人が応援してくれるのは都会の高校生にはない強み。声援に応えて、徳島といえばまず僕の名前が挙がるような存在になりたい」と夢を語る。
最大の魅力を「伸びしろ」と分析する。ミスターコンのファイナリストの紹介をする写真や動画の撮影を積み重ね、自分が磨かれていることを実感する日々だ。
「以前は自信がなくて写真を撮られるのも苦手だったけど、今はカメラを向けられても堂々とできるようになった。どんどん成長したい」と声を弾ませた。
投票はミスターコンの公式サイト上で24日まで受付中。27日に10人がダンスなどのパフォーマンスを披露し、グランプリが決まる。