高校スポーツの冬の全国大会は23日の駅伝とバスケットボールを皮切りに、年末年始にかけて繰り広げられる。県代表の自信と誇りを胸に全国の強豪に挑む各チームを紹介する。
 

 【駅伝】


   第69回男子・第30回女子全国高校駅伝競走大会(京都市西京極陸上競技場発着コース)
   23日 女子・鳴門 (10時20分=5区間、21・0975キロ)
   23日 男子・つるぎ (12時30分=7区間、42・195キロ)

 つるぎ(男子)

全国23位を目標に掲げるつるぎ男子

 昨年は本番前に故障者や体調不良者が相次ぎ、力を発揮できないまま最下位の47位に沈んだ。同じ轍を踏まないよう、コンディションづくりには特に気を付けている。雪辱を期す今回は昨年同様、中位より一つ上の23位を目指す。

 県予選では一度も首位を譲らず3連覇を果たした。ただ、2時間13分1秒の記録は出場47校中40位。目標達成は容易ではないが、選手らの闘志は日増しに高まっている。

 区間配置は固まっておらず、直前まで各選手の調子を見極める。足の状態を考慮し、11月の四国駅伝を見送った宮本、北原の2本柱は順調に練習を重ねている。

 最長10キロの1区や、8キロ台の3、4区の長距離区間には宮本、永本、前川、尾﨑らの起用が見込まれる。前半の流れが重要になることから、特に1~3区の出来が鍵を握りそうだ。目標を射程圏内に捉えた位置で後半につなぎ、順位アップを図るプランを描く。

 

 

 鳴門(女子)

 

 県予選は2区でトップに立つと、2位以下を1分以上離して快勝。第1~7回大会以来となる2度目の7連覇を果たした。記念大会となる今年の出場58校中、予選記録の1時間15分8秒は52番目。全国の壁は高いが、2年ぶりの30位台を目指し、調整に励んでいる。

 複数の選手がけがに見舞われた昨年の全国大会は44位に終わった。今年は春先までチーム状態が良くなかったものの、秋以降に自己ベストを更新する選手が増え、調子は上向いている。

 登録選手8人のうち、3年生は大磯主将ただ一人。2年生4人、1年生3人の若いチームだが、昨年の都大路出場者が3人残っており、経験値に不足はなさそう。

 1区での起用が有力なエース格の小濱がいかに好位置でたすきをつなげるかがポイントになる。2~5区は県予選から一部走順を変えて臨む予定。大磯は3区、安定感のある森岡はアンカーでの起用が見込まれる。