【サッカー】
第97回全国高校サッカー選手権
1月2日 2回戦 徳島市立-流通経大柏(千葉)(12時5分・千葉市フクダ電子アリーナ)
第27回全日本高校女子サッカー選手権
1月3日 1回戦 鳴門渦潮-花咲徳栄(埼玉)(10時30分・兵庫県洲本市五色台運動公園)
徳島市立(男子)
県大会決勝では昨年の雪辱を果たし、2年ぶり16度目の全国切符をつかんだ。イレブンは「市高旋風を巻き起こす」と大舞台へ士気は高い。
4試合で25得点、無失点と安定した戦いで勝ち上がった。前線はフィジカルの強い岡田京をはじめ、俊足の岡、足元の技術とスピードがある玉川と特徴の違う選手がそろい、相手ゴールに迫る。
サイドからは左の関主将、右の平尾が仕掛ける。中盤はボール奪取力のある川人、パスさばきに優れる赤松が攻守に支える。決勝でゴールを守った中川は身長188センチの大型GK。DFの井上、二宮は高さもあって競り合いに強く、佐野太も守備力が高い。
全国で勝つためのサッカーを追求してきた。パスをつなぐだけでなく、前線にロングボールを送る攻撃も織り交ぜる。
初戦の2回戦は、前回準優勝の流通経大柏(千葉)が相手。関主将は「自分たちの力を最大限に出し、粘り強く戦う」と話した。
鳴門渦潮(女子)
創部から7大会連続出場。前回は3大会ぶりに初戦を突破し、勢いに乗り過去最高の8強まで進んだ。主力が多く残り、4強以上を目指す。
四国予選では3試合で24得点を挙げて4連覇。決勝では夏に敗れた香川西に雪辱し、四国1位で全国へ挑む。
後方からパスをつないで攻撃を組み立てる。守りでは素早い寄せで相手からボールを奪い、攻撃へ展開。ピッチを幅広く使った攻めも見せる。
前線の廣岡は体格に優れ、ボールを収めて攻撃の起点となる。サイドは突破力のある岡、冨田が相手陣内深くへ入り込みチャンスメーク。守りでは前回も3試合でゴールを守った米田、経験豊富な高尾がリーダーシップを発揮し支える。
古谷、長谷原ら力のある1年生も加わり、チーム内の競争は激しい。対戦相手によって選手も入れ替わる。初戦は前回と同じ花咲徳栄(埼玉)とぶつかる。高田主将は「前回の成績を超えるため、全員で一戦一戦、大事に戦う」と、チーム一丸でのプレーを強調する。