職員の不正を受けて謝罪する木下組合長(中)ら=三好市山城町の三好西部森林組合

 三好西部森林組合(三好市山城町西宇)は18日、総務課主任の女性(52)が製材品の代金など約1317万円を着服したと発表した。組合は懲戒解雇の手続きを進めており、刑事告訴する方針。女性は着服を認めて遊興費に使ったと説明し、一部を弁済している。木下豊幸組合長らが組合事務所で記者会見した。

 組合によると、女性は製材工場で原木の仕入れや製品販売などの事務を担当。2015年6月下旬~今年11月末の3年5カ月にわたり、集金した製材手数料を組合の会計担当者に渡さず着服したり、原木の仕入れ量を水増しして差額をだまし取ったりしていた。

 年度別では15年度が6万8千円、16年度は46万3519円。この頃までは集金した分だけだったが、仕入れの水増しをするようになって額が膨らみ、17年度は437万5263円、18年度はこれまでに827万1899円を着服したという。

 不正が発覚したのは今月5日。女性が集金したはずの製材手数料約30万円が組合に入金されていないことに職員が気付いた。7日に上司が事情を聴くと「自宅に持ち帰った」と着服を認めた。339万2千円を返還し、06年の4組合合併に伴い権利を持っている旧山城町森林組合の退職金約160万円も弁済に充てると申し出た。

 女性は18日、徳島新聞の取材に「人間関係や仕事のストレスでやってしまった。お金は旅行や洋服の購入など娯楽に使った。迷惑をかけ、後悔している。分割しながらでも全額を返させてもらいたい」と話した。

 

 三好西部森林組合 2006年4月に池田町、山城町、東祖谷、西祖谷山村の4森林組合が合併して誕生した。間伐や苗木の植え付けといった森林整備や、木材加工を行っている。三好市山城町西宇に事務所、同町白川に製材工場がある。職員66人、役員20人、組合員4480人。17年度の事業総収益は8億382万8千円。