3種類のサツマイモの食べ比べを楽しめるセット

 松茂町は、特産のなると金時以外のサツマイモを売り出そうと、甘くてねっとりとした食感が人気の安納芋など3品種を今季初めて試験栽培した。多様化する消費者の好みに対応できるよう、栽培技術を農家に伝え、収益力を高めてもらう。試験栽培したイモの食べ比べが楽しめるセット商品を、徳島阿波おどり空港などで販売している。

 町は4月から豊岡と笹木野の農地(計約14平方メートル)でなると金時のほか、安納芋、シルクスイート、紅はるかを栽培。10~11月に2トンを収穫した。

 町内で、なると金時以外の品種を栽培している農家は少ない。加えて、デンプンを糖に変化させる貯蔵のノウハウも蓄積されておらず、傷みが出るなど苦労したという。

 町は、鳴門藍住農業支援センター(藍住町東中富)で品質を分析し、来年度に向けて栽培方法や品質管理の手法を検討。農家と情報を共有して消費者の好みに対応したサツマイモの本格的な栽培を目指している。

 本年度に試験栽培したサツマイモは「いも三昧」と銘打ち、3キロ3850円で販売。なると金時と紅はるか、安納芋(もしくはシルクスイート)を1本ずつ、町のマスコットキャラクター・松茂係長をあしらった袋に詰めている。町商工会などでつくる「まつしげまるしぇ実行委」名義で商品化した。

 21日には、徳島阿波おどり空港で試食会を開き、乗降客らに焼き芋を配る。森一美副町長は「それぞれの品種の特徴を実感しながら、なると金時の良さも知ってもらえるよう取り組みたい」と話している。